【伊勢市駅徒歩1分】駅裏の美鈴|創業昭和38年・伊勢のソウルフード「ぎょうざの美鈴」系列店の手作り餃子を実食レポート
伊勢で餃子といえばここ、という一軒の味を、駅の目の前で楽しめるお店です。
伊勢市駅北口(近鉄側出口)から徒歩1分の「駅裏の美鈴」は、創業昭和38年・「伊勢市民なら一度は食べたことがある」と言われる餃子専門店「ぎょうざの美鈴」の駅前店舗です。注文を受けてから皮をのばして包む昔ながらのスタイルを、今も変わらず続けているお店です。
本店の味は昔からよく知っていますが、駅前で気軽に美鈴の餃子が食べられるようになったと聞き、地元・伊勢在住の筆者が改めて訪れてきました。
この記事では、基本情報・お店の歴史とこだわり・メニュー・店内の雰囲気・実食レビューまで、初めて行く方にも役立つ情報をまとめてお届けします。
駅裏の美鈴 基本情報
それでは、ここからは「駅裏の美鈴」を訪れる前にチェックしておきたい、営業時間やアクセスなどの基本情報をまとめてご紹介します。
立ち飲み席(7名程度)とカウンター10席というコンパクトなお店で、座席の予約は受け付けていません。食事どきや週末は席が埋まりやすいので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。持ち帰りを利用する場合は、事前に電話で注文しておくと待ち時間が短く済みます。
また、定休日の火曜のほかに月1回の連休が設定されています。営業日は公式サイトの営業カレンダーで案内されているので、訪問前にこちらで確認してからお出かけください。
| 住所 | 三重県伊勢市宮後2-25-26 |
|---|---|
| 電話番号 | 0596-72-8923 |
| 営業時間(平日) | 15:30〜22:00(フード:21:00 L.O) |
| 営業時間(土日祝) | 12:00〜14:00・15:30〜21:00(フード:20:00 L.O.) |
| 定休日 | 火曜日/年一回の連休有 |
| 予算 | ¥1,000~¥3,000 |
| 支払い方法 | 現金 |
| 席数 | 約17席(半分は立ち席) |
| 駐車場 | なし(周辺にコインパーキング有) |
【アクセス】
電車の場合は、JR・近鉄「伊勢市駅」の北口(近鉄側出口)から徒歩1分。改札を出ればすぐに見つかる、迷いようのない立地です。
伊勢市駅は伊勢神宮外宮の最寄り駅でもあるので、参拝と組み合わせて立ち寄りやすいのもポイントです。
車の場合、専用駐車場はありません。駅周辺のコインパーキングを利用することになりますが、駅前という立地を考えると、お酒を楽しむ意味でも電車利用が向いているお店です。
ぎょうざの美鈴とは?
「ぎょうざの美鈴」は、伊勢市宮町に本店を構える餃子専門店です。
「伊勢市民なら一度は食べたことがある」と言われるほど地元に根付いていて、伊勢のソウルフードと呼ばれることもあります。県外から伊勢を訪れる人には伊勢うどんやてこね寿司ほど知られていませんが、地元の人に「伊勢のグルメといえば?」と聞くと、美鈴の名前が挙がることは珍しくありません。
現在は3店舗体制で、それぞれ役割が分かれています。宮町の本店は昔ながらの店舗で、伊勢市内への出前も行っています。高柳の製造直売店は生餃子・冷凍餃子の販売が中心で、「家で美鈴の餃子を焼く」という地元の食文化を支えている存在です。
そして今回紹介する駅裏の美鈴は、2024年10月にオープンした3店舗の中で最も新しいお店。本店は駅から徒歩15分ほど離れているため、「駅前で美鈴の味が楽しめる店舗」というのが駅裏の美鈴の位置づけです。
メニューは創業から変わらない6種類(焼ぎょうざ・水ぎょうざ・からあげ・カニクリームコロッケ・おにぎり・おでん)を守り続けています。60年以上、品数を増やさずこの構成を貫いているというのが、このお店らしいところです。
歴史・お店のこだわり

美鈴の歴史は昭和38年(1963年)にさかのぼります。現店主である三代目の祖母が、満州から帰ってきた人に伝え聞いた「餃子」という料理を独自に改良し、わずか5席ほどの小さな店から始めたのがルーツです。
当時の伊勢では餃子自体がまだ珍しい食べ物だったそうで、そこから60年以上、親子三代にわたって味が受け継がれてきました。
美鈴の餃子の最大の特徴は、注文を受けてから作ること。皮は作り置きするとくっついてしまい、5分ほどしかもたないため、注文が入るたびに生地をちぎって皮をのばし、餡を包んですぐに焼く…というスタイルを創業以来続けています。ひだのない独特の丸い形も美鈴の餃子ならではで、初めて見ると「これが餃子?」と思うかもしれません。
餡は、キャベツや白菜などの野菜をたっぷり使い、牛と豚の合挽き肉と合わせたもの。肉と野菜を馴染ませてから、旨味が出るまでゆっくり寝かせて仕込むそうです。
食材にも三重の素材が多く使われています。皮には三重県産小麦「あやひかり」、味付けには伊勢・二見の「岩戸の塩」や鈴鹿のたまり醤油。地元の食材で作られた餃子を地元で食べられるというのは、伊勢の店ならではの魅力です。
焼き上げにもこだわりがあり、段階的に火加減を調節しながら、香ばしく焼けた面ともっちりした面の両方を残す仕上げになっています。
メディア掲載も多数あります。フジテレビ系「セブンルール」(2019年2月)では三代目店主に密着。CBCテレビ「チャント!」でも地元の愛されフードとして取り上げられ、メ〜テレ「ドデスカ!」(2025年6月)では駅裏の美鈴が紹介されました。東海エリアのテレビ取材が続いているあたりに、地元での知名度の高さがうかがえます。
こちらの「駅裏の美鈴」は2024年10月11日に開業した本店に比べるとかなり新しいお店ですが、味やメニューは変わらないお店となっています。
お店の外観・雰囲気

駅裏の美鈴があるのは、伊勢市駅北口を出てすぐの場所。伊勢市駅は外宮口(南口)側が表の顔なので、近鉄側の北口はいわば駅の「裏側」。店名はこの立地をそのまま表しています。
店内は立ち飲み席(7名程度)とカウンター席10席の構成。テーブル席や座敷はなく、餃子をつまみに一杯やる「餃子酒場」のスタイルです。立ち飲み席があるおかげで回転が良く、一人でもふらっと入りやすい雰囲気があります。
座席の予約は受け付けていないので、混雑する時間帯は待つ可能性があります。列車の時間が決まっている場合は、少し余裕を持って訪れると安心です。

今回は立席での飲食となりました。
次の用事もあったため、サクッと頂き退店するなら立席の方が良かったりもしますね。
メニュー

看板はやはり焼き餃子で、8個600円とワンコインでお釣りがくる価格設定です。
さっぱり食べたいときは水餃子、お酒のお供にはからあげやカニコロといったように、気分に合わせて選べるラインナップになっています。
からあげは大小2サイズあるので、量を調整できるのも一人で立ち寄るときにはうれしいポイントです。

個人的に目を引いたのは、おでんの種類の豊富さです。大根やこんにゃく、ちくわといった定番はもちろん、あおさ天や伊勢茶天、伊勢和牛を使った千本すじなど、伊勢の食材を活かした変わり種も並んでいます。
餃子がメインのお店で、ここまでおでんが充実しているのは珍しく感じました。餃子と一緒に、季節や気分に合わせておでんもつまめるのは、本店同様、駅裏の美鈴ならではの楽しみ方だと思います。
持ち帰りにも対応しているので(水餃子を除く)、自宅で美鈴の味を楽しむという使い方もできそうです。伊勢市内であれば出前も頼めるとのことなので、ちょっとした集まりの一品として活用するのもよさそうです。
食レポ
今回は定番の「焼き餃子」と「水餃子」を頂きました。
食べた感想やビジュアルなど個人的に思ったことをまとめていきますのでぜひ参考にしてみてください。
焼き餃子【600円】

こちらがお店一番人気の「焼き餃子」です。
一人前は8個となっています。見た目は一般的な焼き餃子とは異なり、丸みがある形となっています。注文を受けてから作られている餃子は出来たて熱々で提供されます。
皮はパリッと焼かれており個人的にかなり好みの餃子でした。

具材にはキャベツや白菜などの野菜がたっぷり、しっかりお肉も感じられます。
旨味が広がり、お酒も進む逸品です。筆者はお酒が飲めないため、ウーロン茶で楽しみました(笑)。
【水餃子】【501円】

こちらは水餃子になります。
同じ餃子ですが「焼き餃子」とは違いもちもちとした状態の餃子が楽しめます。あっさりとしたスープとも相性が抜群で「餃子は食べたいが焼き餃子は重たいな」と思うときや〆にピッタリな一品だと思います。

皮のもちもちをより感じることができました。
ちなみにこちらの「水餃子」はテイクアウトが出来ないため、是非実際にお店を訪れて食べてみてください。
こんな人におすすめ
●伊勢市駅を利用する旅行・出張の方
駅徒歩1分なので、列車の待ち時間にサクッと一杯という使い方ができます。本店まで往復30分歩く時間がなくても、美鈴の餃子を味わってから伊勢を発てるのは駅裏店ならではです。
●伊勢神宮参拝のあとに地元の味を楽しみたい方
伊勢市駅は外宮の最寄り駅。参拝帰りの夕方に、観光客向けのお店ではなく地元の人が長年通う店で食事を済ませたい方にぴったりです。おかげ横丁や外宮参道とはまた違う、普段着の伊勢グルメが体験できます。
●一人でふらっと立ち寄れる餃子酒場を探している方
立ち飲み席とカウンターのみの気軽な雰囲気で、一人客でも入りやすいお店です。クレジットカードや各種電子マネー(PayPay含む)が使えるのも、現金とPayPayのみの本店との違いで、旅行者には使いやすいポイントです。
●本店の営業時間に行きそびれていた地元の方
「美鈴は好きだけど、本店までは少し足が遠のいていた」という伊勢市民にも、駅前という立地は便利です。仕事帰りに電車を降りてそのまま寄れるので、久しぶりに美鈴の餃子を食べるきっかけになると思います。
まとめ
今回は伊勢市駅前にある「駅裏の美鈴」さんで、創業昭和38年から親子三代で受け継がれてきた伊勢のソウルフードをいただいてきました。
注文を受けてから皮をのばして包む昔ながらの餃子を、駅徒歩1分という立地で味わえるのは駅裏店ならでは。地元の名店の味が、旅行者にも地元民にもぐっと身近になった一軒だと思います。
伊勢で餃子を食べたい方は、ぜひ一度行ってみてください。
ごちそうさまでした!