【島根・出雲大社前】食べログそばWEST百名店「砂屋」の十割出雲そばが絶品!出雲大社参拝の際に絶対寄るべき名店
出雲市を訪れるなら、ぜひ食べたいのが「出雲そば」。
出雲市大社町にある「砂屋」は、食べログそばWEST百名店2025に選出された、出雲大社周辺で唯一の十割そば専門店。つなぎを一切使わない生粉打ちの太打ち十割そばと、うるめいわしをベースにした完全無添加の自家製つゆが絶品と評判のお店です。
今回は憧れの「サンライズ出雲」に乗りたいがために実施した旅の際に「せっかく出雲まで来たなら本物の出雲そばを食べたい!」と思い訪問してきました。
この記事では、アクセス・営業時間・駐車場などの基本情報から、メニューと価格、お店の外観・雰囲気、そして実食レビューまで、初めて訪れる方にも役立つ情報を詳しくまとめてお届けします。出雲そば選びで迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
本格手打蕎麦 出雲 砂屋 基本情報

それでは、ここからは「砂屋」を訪れる前にチェックしておきたい、営業時間・定休日・アクセス・駐車場などの基本情報をまとめてご紹介します。出雲大社への参拝と合わせてランチを計画している方は、スムーズに足を運べるようぜひ参考にしてください。
砂屋は出雲大社の勢溜(せいだまり)大鳥居から徒歩わずか30秒という、参拝前や参拝後にそのまま立ち寄れる絶好のロケーションにあります。神門通りに面した複合施設「出雲杵築屋」の2階が店舗で、1階のお土産屋さんエリアを抜けた先の外階段を上がると入口があります。最寄り駅は一畑電鉄の出雲大社前駅で、徒歩約4〜5分でアクセス可能です。車でお越しの場合は、山陰自動車道「出雲IC」から国道431号経由で約15〜20分。店舗専用駐車場はありませんが、出雲大社周辺には無料駐車場が複数あり、こちらを利用するのが便利です。
なお、そばがなくなり次第閉店となるため、週末や連休の遅い時間帯に足を運ぶ際は注意が必要です。特に土日祝日は開店前から行列ができることも多く、昼のピーク時には長時間の待ちになる場合もあります。
事前にこちらで営業時間や定休日を確認してから計画を立てることをおすすめします。
こちらでは公式サイトやルート検索などの情報もチェックできます。
| 食べログ そば WEST 百名店 2025 選出店 本格手打蕎麦 出雲 砂屋-SUNAYA-
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出雲そばとは?

出雲そばは、島根県出雲地方に伝わる郷土料理で、岩手県の「わんこそば」・長野県の「戸隠そば」と並び、日本三大そばのひとつに数えられています。
出雲大社への参拝者をもてなす食文化として長く親しまれてきた歴史があり、その起源は江戸時代初期にまで遡ります。1638年に松江藩主・松平直政公が信州から出雲へ移る際にそば打ちの職人を連れてきたことが、出雲地方にそば文化が根付いたきっかけとされています。以来400年近くにわたって出雲の人々に愛され続け、現在では年間を通じて全国から多くのそば好きが訪れる人気の郷土グルメとなっています。
出雲そば最大の特徴は、そばの実を殻ごと挽いた「挽きぐるみ」という製法にあります。一般的なそば粉は殻を取り除いてから製粉しますが、出雲そばは殻ごと挽くため、色がやや黒みがかっており、そば本来の風味と香りが非常に強いのが特徴です。また、殻由来のルチン(ポリフェノールの一種)なども含まれるため、栄養面でも注目されています。強いコシとのど越し、噛むほどに広がる豊かな香りは、他の産地のそばとは一線を画す奥深い味わいです。
代表的な食べ方は「割子そば」と「釜揚げそば」の2種類です。割子そばは、朱塗りの丸い漆器(割子)にそばを盛り、薬味とつゆを直接そばにかけていただく冷たいスタイル。一段食べ終えたら残ったつゆを次の段へ注いで食べ進めるのが出雲ならではの作法で、3段を1人前とするのが一般的です。
一方の釜揚げそばは、茹でたそばを水で洗わずそば湯ごと器に盛り付け、つゆをかけていただく温かいスタイル。釜揚げそばは出雲大社近辺が発祥とも言われており、神社で参拝客に振る舞われていた歴史ある食べ方です。三重県ではなかなか食べられない本場の一杯、出雲を訪れた際にはぜひ味わってみてください。
食材・製法へのこだわり
砂屋の最大の特徴は、つなぎ(小麦粉)を一切使わず、国産の石臼挽き100%そば粉と水だけで打ち上げる「生粉打ち蕎麦(十割そば)」です。十割そばは切れやすく打ちにくいため、一般的な蕎麦店では二八そばのようにつなぎを加えるのが主流ですが、砂屋では熟練職人の高い技術によって、時間が経ってもへたらない太打ちの十割そばを実現しています。出雲大社周辺で十割そばを提供しているのは砂屋だけとも言われており、そのこだわりの一杯を求めて全国から訪れる方が後を絶ちません。
「出雲そば」は島根県出雲地方を代表する郷土料理で、そばの実を殻ごと挽いた「挽きぐるみ」の製法で作られたそば粉を使用するのが特徴です。殻ごと挽くことで色が濃く、そば本来の風味と香りが強く出るため、一般的なそばとは一線を画す深い味わいが生まれます。砂屋ではこの出雲そば本来の風味をさらに際立たせるために、あえて太打ちスタイルを採用。一口噛んだときにそばの香りがしっかり広がるよう設計されています。
蕎麦つゆはうるめいわしをメインに、羅臼昆布・鰹厚削り節・宗田鰹節を加えて長時間じっくりと煮出し、本みりん・ザラメ・出雲地伝酒で甘みとコクを加えた完全無添加の自家製。うるめいわし由来の甘く芳醇な香りと、複数の出汁が重なり合う濃厚な旨味が、太打ちの十割そばと絶妙に絡み合い、最後の一滴まで飽きずに楽しめます。この手間と時間をかけた製法こそが、砂屋の出雲そばが他店と一線を画す理由です。そばがなくなり次第閉店となるのも、このこだわりある丁寧な仕込みに起因しています。
砂屋の一日はまだ夜が明けない時間の蕎麦打ちから始まります。水回し・延し・切りの工程を経て、一度に15人前のお蕎麦が仕上がります。砂屋は2013年(平成25年)の創業以来この「妥協なき十割そば」にこだわり続け、食べログそばWEST百名店に複数年にわたって選出されるほどの実力店へと成長しました。
お店の外観・雰囲気

砂屋があるのは、出雲大社の勢溜大鳥居からすぐの場所にある複合施設「出雲杵築屋」の2階です。神門通りに面した蔵づくり風の外観で、白壁と木のぬくもりが調和した、出雲らしい落ち着いた佇まいが印象的。
1階にはお土産屋さんが立ち並ぶ観光地らしいエリアが広がっており、その奥の外階段を上がった先が砂屋の入口になっています。観光客が行き交う賑やかなエリアに位置しながら、2階という立地のおかげで店内は静かで落ち着いた雰囲気が保たれています。
出雲大社の勢溜(大鳥居)から徒歩わずか45秒という抜群の立地は、参拝の動線上にそのまま組み込めるのが大きな魅力です。開店前から行列ができていることが多いため、初めての方でも迷わず見つけられるはずです。行列があることで逆に「ここだ!」とわかる、人気店ならではの光景でもあります。
待っている間にメニュー表とQRコードが手渡されるので、席についた瞬間にスムーズに注文できる嬉しい工夫があります。QRコードを使ったスマートフォンからの注文方式で非接触対応も完備。混雑時でもスタッフの方が丁寧に案内してくれるので、初めての方でも安心して待つことができます。
店内は和モダンな雰囲気で、木のぬくもりが感じられる落ち着いた空間です。テーブル席のみ22席というこじんまりしたサイズ感が、かえって職人の手仕事を身近に感じさせてくれます。厨全席禁煙で、一人旅でも家族連れでもゆったりと食事を楽しめる空間となっています。
センスよく色鮮やかに描かれたメニュー表は、見ているだけで食欲をそそられます。英語表記もあり外国人観光客にも配慮されているほか、出雲そばの食べ方も丁寧に説明されているので、初めての方でも迷わず注文できます。
メニュー

砂屋のメニューは、出雲そばの定番スタイルである「割子そば」を中心に、トッピングや薬味の違いによって多彩なラインナップが揃っています。初めて訪れる方はまずシンプルな割子そば3段(1,260縁)から試してみるのがおすすめです。お腹の具合に合わせて4段(1,640縁)・5段(2,000縁)と段数を増やせるのも嬉しいポイントで、追加1段は420縁から注文できます。なお3段が1人前の目安とのことです。
お店イチオシは「彩り三色割子(1,560縁)」です。海老揚玉・ねばりっこ(とろろ)・梅おろしの3種の薬味がそれぞれの割子に盛り付けられており、1段ごとに異なる味わいが楽しめます。さらに4種の「彩り四色割子(2,040縁)」、5種の「彩り五色割子(2,550縁)」と、段を重ねるごとに味のバリエーションが広がります。せっかく出雲まで来たなら、彩り系の割子そばでいろんな薬味を食べ比べてみるのも楽しいですよ。
一品冷そばメニューも充実しています。自家製温玉と海老揚玉が乗った「冷月見そば(1,480縁)」、鳥取県産ブランドねばりっこ使用の「とろろそば(1,450縁)」、ねばりっこと梅肉の「梅とろろそば(1,580縁)」、そば出汁で煮た牛肉入りの「牛肉そば(1,580縁)」、牛肉と大根おろしの「牛肉おろしそば(1,720縁)」など個性豊かなラインナップが揃っています。あっさり系が好みなら「おろしそば(1,320縁)」や「梅おろしそば(1,400縁)」、「しらすおろしそば(1,450縁)」もおすすめです。変わり種として肉みそ豆腐が乗った「田舎豆腐そば(1,380縁)」や「たぬきそば(1,380縁)」もあります。全メニューに大盛り(+400縁)が付けられます。
トッピングは生卵(120縁)・温玉(170縁)・海老揚玉(200縁)・梅肉(200縁)・大根おろし(250縁)・ねばりっこ(350縁)・しらす(350縁)・牛肉(380縁〜)と豊富に揃っており、自分好みにカスタマイズするのも砂屋ならではの楽しみ方です。
食レポ

今回はお店の名物「割子そば」の4段(1,640縁)を注文しました。
割子そばの食べ方は、割子とい器を重ねたまま1段目の上に薬味を散らし、そば出汁を軽くひと回しかけて食べます。食べ終えたら残った出汁を2段目にかけ、薬味を足して食べ進めるのが出雲そばの正しい楽しみ方。3、4段目も同様にして最後まで味わいながらいただけます。

まとめ
今回は島根県出雲市にある「砂屋」さんで、こだわりの十割出雲そばをいただいてきました。
素晴らしい一杯でした。食べログそばWEST百名店に選ばれ続けるのも頷ける、本物の出雲そばがここにあります。つなぎを一切使わない十割そばの力強い香りと太打ち麺のもっちりした食感、うるめいわし主体の完全無添加つゆとの相性は抜群で、一口食べれば「これが本物の出雲そばか」と思わず唸るはずです。今回は割子そばと釜揚げそばを楽しみましたが、彩り五色割子や島根の地酒との組み合わせ、デザートのそばぜんざいなど、まだまだ試してみたいメニューが盛りだくさん。何度訪れても新しい楽しみ方ができるお店だと感じました。
出雲大社への参拝を計画している方は、ぜひ砂屋での一杯も旅のスケジュールに加えてみてください。勢溜の大鳥居から30秒という立地のよさは、観光の動線上にそのまま組み込めるので無駄がありません。ただし週末は行列必至ですので、できれば平日の開店直後を狙うか、土日祝は開店30分前を目安に到着するのがおすすめです。
三重から、そして全国から、本格的な「十割出雲そば」を食べたい方はぜひ行ってみてください。
ごちそうさまでした!